作品の設定資料

■舞台設定■

場所：

Ｉ県桜木市
西園寺女子学院
宮内神社

■基本ストーリー設定■

■主な登場人物■

神城　綾（本名・神城　薫：男：１６歳）

本編の主人公。
普通の男子高生・・・のはずだったのだが、あることがきっかけで曾祖母・『神北　綾』の姿に。
以後、綾の名前を名乗り『封印の巫女』となる。
その姿は『神北　綾』譲りの腰まで届く黒髪と緑の瞳という神々しいもの。
『封印の巫女』と働くときは、髪を結ってポニーテール状にしている。

西園寺女子学院１年生。

神北　慧（女：１８歳）

薫にとっては従姉弟（従姉妹？）であり、初恋の女性だった。
綾同様、腰まで届く黒髪と清楚な雰囲気を持つ美少女だが、結構茶目っ気のある性格。
１３歳の時に病死した母親に代わり、『封印の巫女』になる。
西園寺女子学院３年生。
学院内では”姫様”と呼ばれている。

神北　真一（男）

慧の父親。入り婿。
宮内神社の宮司を勤める。

神北　綾（女：故人）

慧・薫の曾祖母にあたり、歴代の『封印の巫女』の中では、最強の実力者と言われる。
様々な伝説が残るが、その真偽の程は不明。
亡くなる直前、自分が使っていた『御神刀』を、継承する者が現れるまで、祠に封印した。

■他の登場人物■

遠藤　麻耶

神城　綾のクラスメイト。

神前寺　静香

慧の友人。
タカラヅカの男役も真っ青の麗人。
学院内では”若様”と呼ばれている。

高橋　里香

慧のライバル。取り巻きを引き連れては、いつも慧に敵対心を燃やしている。

宮村　美智子

薫の中学時代のクラスメイト。
メガネに三つ編の、おとなしい文学少女。薫とは『本』を共通の趣味としての友達。

戸崎　信一郎

薫の中学時代の親友。
空手が得意で、薫は同じ男性として尊敬し憧れていた。

■制服■

西園寺女子学院

青のセーラーカラーに赤いタイのセーラー服、スカート丈はもちろん膝下まである。

宮内神社の巫女服

普段は下は朱、上は白という普通の巫女服（祭事の時は上に千早を着る）。
『封印の巫女』として封印を行うときは、専用のものを身に着ける。
（黒い長襦袢の上に、二の腕辺りが開き、肩の部分を赤い紐、
切れた二の腕部分を赤で縁取った白衣と、小豆色の袴。）

■背景設定■

”妖”とは

いわゆる魔物。記録に残る最古の物は江戸時代に遡る。

宮内神社

代々”妖”を封印してきた神北一族の末裔が務めている。
その特殊な能力がゆえに、守護者として地元からは絶大の信頼と支持を得ている。

神北一族とは

江戸時代、”妖”の封印方法を謎の女性から二振りの刀とともに伝授されたのが発祥。
”妖”を封印できるのは、神北一族の中でも『封印の巫女』と呼ばれる巫女だけである。

そのためなのか、直系は代々女性しか生まれてこなかったと言われている。（男性はほとんどが入り婿。）
薫が一族始まって以来の男児ともいえる。

なお、一族の血統と能力を保持するために『封印の巫女』には婚姻の相手が決められているのが先祖代々の掟である。
婚姻の相手としては、一族の傍系（分家）・血縁に当たる者、もしくは、『封印の巫女』と共に闘い守護できるだけの霊力が備わっている者が選ばれる。
『封印の巫女』になれなかった女性は、自由な恋愛が許されている。
なお神城家の場合は、先祖を遡ると神北一族と関係があることがわかっている。

御神刀

神北一族（宮内神社）に伝わる刀。『封印の巫女』しか扱えない。
一族の由来から二本存在する。
神北綾が使っていた刀はあまりの強力さゆえに扱える巫女がいなく、祠に納められていた。
（薫を女性に変化させたのは、この刀である。）

封印石

『封印の巫女』によって封印された『妖』を数個〜十数個まとめて収めた石柱のこと。
石柱が壊れたり古くなったりして、封印された『妖』が外に出て、人の邪気に触れると封印が保てなくなる恐れがある。その為巫女による封印の確認と、場合によっては再度の封印が必要になる。これを『祓い』の儀式と呼ぶ。

神楽舞

毎年５月頃、宮内神社で行われる伝統的な神事（祭事）。そこで舞われるもの。
『妖』の跳梁を抑え平穏を祈願するという、『封印の巫女』にとっては封印と並んで重要な行為である。

西園寺女子学院

桜木市では有数のお嬢様学校。もちろん女子校。教職員まで全て女性と徹底している。
学力よりも上流階級の作法を身に付けさせるのが、目的の学校。