僕はウェイトレス?■学園編■

NO.28『冬休み』


街の郊外に立つ、私立・精華女学院。厳しい戒律と伝統を誇る女学院だ。
その学院の門から少し入ったところに一本の木がある。学院生を静かに見守るそれは、伝説の木(笑)と呼ばれている。
門と校舎の中間点にある為に、ここは学院生の待ち合わせによく使われる。今また誰かを待っているのか、一人の学院生がいる。
髪を肩の下まで伸ばしたその学院生の制服の首もとのリボンは赤、一年生である事を示している。
彼女は門からやってくる学院生の流れを見て誰かを探しているようだった。顔には不安と期待が交じり合った表情が浮かんでいる。
「お姉様・・・遅いですわね。」
その学院生は列の流れから目を離し、ため息を付いてそう言う。その可愛らしい顔立ちは、憂えた表情でも魅力は落ちていない。
カバンをスカート前に両手で持って立つ少女に通り過ぎる学院生の視線が集まる。ほとんどは羨望の視線だ、何故なら・・・
「ごきげんようナツキ。」
少女に掛けられる声。今まで居心地の悪い顔をしていた彼女は、とたんに輝いた表情になる。
「ごきげんようお姉様。」
姿勢を正し声を掛けてきた相手に挨拶する夏樹と呼ばれた少女。憂えた表情より、数倍は魅力的な表情を向けている。
「ふふ・・・ナツキは朝から元気ね。何か良い事でもあったのかしら、例えば試験の結果とか・・・・」
「もうお姉様、からかわないで下さい。」
お姉様の言葉に夏樹は拗ねた顔をする、まあそれでも可愛いのだが。
「まあ、ごめんなさいねナツキ。それでは行きましょうか。」
「はい、お姉様。」
二人は仲良く並んで校舎へ向かって歩きはじめる。すると周りの視線が更に集まる。
「恵理香様とナツキさんよ、とてもお似合いね。」
「あんな素敵なお姉様がいるなんてナツキさんが羨ましいわ。」
周りの生徒達がそう噂し合うが、恵理香と夏樹の二人は自分達の世界に入っており気が付かない。
「ナツキ、今日授業が終わったら私の家にいらっしゃい。また勉強を見てあげるわ。」
「よろしいんですか?お姉様。嬉しいです。」
頬を赤くして夏樹が答える。人気が無ければ抱きついてきそうな感じだ。
「ふふ・・・何を期待しているのかしら、勉強をするのよ?」
「え!?そ、そんな事考えていませんってば、お姉さま。」
恥ずかしそうにしながら必死に弁解する夏樹。そんな彼女を見てお姉様はおかしそうな声を上げる。
「冗談よナツキ。(・・・でも私もちょっと期待しているけどね。)」
「? ・・・何か言いましたか?お姉さま。」
首を傾け顔を覗き込んでくる夏樹に恵理香は微笑み返して言う。
「何でもないわ、さあ急ぎましょう。授業に遅れてしまうわ。」
「はい。」
返事をして恵理香の腕に抱きついてくる夏樹。
「ほんと貴方は甘えん坊なんだから。」
「お姉様だからですよ、こんな事するのは。」


「・・・と、こうして仲睦まじい二人は腕を絡めながら校舎に向かって行ったのです。」
身振り手振りを交えた恵理香の話がようやく終わったが、部屋に居る者は誰も声を出さなかった、いや出せなかった。当事者である夏樹を含め。
「問題はこの後なの。夢はここで途切れてしまったので、放課後の逢瀬に何があったのか・・・ああ、続きがとても気になりますわ。」
やはり突っ込むべきなのだろうか?話が終わっても一向にこちらの世界へ戻ってこない恵理香を前に、夏樹は真剣に悩んでいた。
正直言って突っ込みたい事は山のようにあった。
曰く、「同じ年なのに何でお姉様と呼ばなければならないのか?」とか。
曰く、「僕は男なので妹にはなれないんですけど。」とか。
曰く、「伝説の木って、あのゲームのですか?」(笑)とか。
あと、「逢瀬って何ですか?」とも。
いや、夏樹としてもっとも突っ込まなきゃいけない事はこれだったか。
「何で僕がこんな格好しなきゃならないのかな?」
そう、今の夏樹は恵理香の夢(初夢らしい)に出てきたように、精華女学院の制服を着ていたのだ。まあ正確には無理やり着せられたのだが。

ちなみにここは恵理香の住む屋敷。その一室に恵理香と夏樹、それに何時ものメンバー(バイト仲間+クラスメイト)が揃っていた。
事の起こりはお嬢様の、「年末年始にナツキちゃんと一緒に過ごせなかったから、一日くらいは。」の一声から始まったのだ。
まあ年末年始に『福娘』で夏樹が神社に泊り込みになったので、お嬢様はかなり欲求不満がたまったらしい。
とはいえ夏樹の『福娘』の件については、お嬢様も影で動いた経緯があるので、その件では文句は言えないのだが。
ともかく、その一声で冬休み最後の日にメンバー全員が夏樹と一日過ごそうとここに集まったのだ。
ちなみにお嬢様は最初夏樹と二人きりを目論んでいたようだ。しかしクリスの地獄耳(?)に捕われ失敗したらしい。
企みはたちまち他のメンバーに伝わった。ちなみにクリスが暴露したのは正義感というよりもその方が荒れると思ったからだ。
「まあ楽しみは皆で分かち合わないと・・・・」
その言葉の裏に、皆居た方が色々有って面白い、というクリスの魂胆があったのは明白だろう。
まあその結果、恵理香の住む屋敷で皆が夏樹と過ごそうという事に落ち着いたのだ。しかしお嬢様は諦めてはいなかったのだ。
何故か他のメンバーより夏樹の集合時間が早くなっていたのだ。その時間差を利用し、お嬢様は仕掛けを用意していた。
到着し部屋に案内される途中、突然階段の上からバケツが落ちてきて、夏樹の服がびしょびしょになってしまったのだ。
掃除中のメイドさんのミスということだったのだが、かなりわざとらしかった。恵理香も一応そのメイドさんに怒って見せたが、これも同様。
だが疑惑を持ってもびしょ濡れのままでは居られないのは確かであり、夏樹は仕方なく恵理香の案内でシャワーを浴びて、着替える事になった。
正直言って夏樹はあまり気が進まなかった。何しろ前回、同じように服が濡れて着替えた時、メイド服を着せられた事があったからだ。
だが今回はそれより質が悪かった。用意されていた服が、恵理香の通う精華女学院の制服だったのだ。
ちなみに精華女学院の制服はそのシックな色合いと、有名デザイナーによるデザインと言う事で結構有名であった。
ただお嬢様学校のせいかそれ程外部に露出しない為、”幻の制服”と一部マニアから言われているらしい。
その制服を夏樹は着せられたのだ。はっきり言って拒否は出来なかった、何しろ他に服が無いと言われてしまったのだ。
夏樹としては、恵理香の服か、それが駄目ならまたメイド服にしてくれと懇願したが、全て拒否されこの制服を押し付けられた。嫌なら下着姿のままでと言われ、泣く泣く着たのだが。
はっきりいって違和感がまったく無いのは相変わらずである。
「きゃあああ、思ったとおり、すごく似合います、きゃああああ。」
恵理香の熱狂は凄いものがあった。それだけ夏樹の制服姿が彼女にはツボにはまったらしい。
その盛り上がりの中、他のメンバー達が集まって来て更に騒ぎが加速したのはお約束である。収束するのに小一時間かかった。
そしてお茶会が始まったのだが、その途中に恵理香が「皆さんに聞いて欲しいお話があります。」と言って話したのが冒頭のやつだった。

どうやら恵理香嬢は、この話というか夢を再現したくて、わざわざ夏樹に精華女学院の制服を着せたらしかった。
まあ夏樹にしてみれば何故そこまで、という気がする。それにこの制服サイズが自分にぴったりである(どうやって知ったのだろうか?)。
当然ここで、恵理香以外の”夏樹にご執心”の人間が黙っているわけもなく、再び騒ぎが勃発する。口火を切ったのは裕香だ。
「ちょっと待ってください恵理香さん。何で貴方がナツキちゃんのお姉様なんですか?おかしいです!!」
今にも掴みかかりそうな勢いで裕香が恵理香に喰って掛かる。
「あら、ナツキちゃんのお姉様なら、この私が相応しいと誰もが認める筈ですわよ。」
しかしそれを意に介せず言い放つ恵理香、激しく火花が散る。二人とも体育祭以来、夏樹をめぐって女の闘いがいっそう激しくなった。
その二人を見ながら夏樹は、「だから僕は男で同じ年だから妹にはなれません。」と言いたかったのだが、怖くて口を挟めなかった。
「それにしても、ナツキさんと同じ学校でお姉さまと呼ばれる・・・とてもうらやましいです。」
睨み合う二人の横で杏子が夢見るような顔で呟いている。その頭の中では自分が夏樹に「お姉様」と呼ばれているシーンが(笑)。
「年齢的に言えば私達がそう呼ばれそうな気がするけどね・・・、あら?マサミ顔が赤いわよ、何想像しているのかな?」
恵理香と裕香の争いを楽しそうに見ていたクリスが、隣にいる雅美の顔を覗き込んで悪戯っぽい声で聞いてくる。
「な、何でもないわよクリス。」
雅美もまた自分が、「お姉様」と夏樹に呼ばれるシーンを想像したらしい。まあ顔を真っ赤にして否定しても説得力は無いのだが。
「私達も同年齢だからそう呼ばれないわね・・・何かショック。」
「確かにね。でもナツキは幼い容姿だから、無理とも言えないかも。」
メグと翔の二人も、呼ばれる事を想像して真剣に討議している。その姿に夏樹は涙する、何で皆そんな事で盛り上がっているのかと。
「だから皆、僕は・・・・」
しかし誰も聞いてくれなかった。夏樹は肩を落とし、とぼとぼと部屋を出てゆく。

部屋を出た夏樹は、廊下を歩きながらこれからどうしようか考えていた。
「まずはこの格好だよな・・・服を取り戻さないと。」
夏樹はそう呟く。元々この制服姿がいけないのだから、着替えてしまえば騒ぎも収まるだろう。
とすれば先ずメイドさんを探さないと。夏樹はあたりを見渡すが、この辺には居ないようである。
「う〜ん、どこにいるんだろう?食堂の方かな?」
何度も訪れているせいで屋敷内の配置は大まかだが覚えている。夏樹はその記憶を頼りに階段を下りて奥へ歩いていく。
一階のフロアに下りて辺りを見渡した夏樹は、廊下の隅で揺れるメイドさんのエプロンのフリルに気付く。
何やら掃除中の様子で、動くたびにエプロンのフリルが揺れているのが見える。その方面の人間にはたまらない光景だ。
もっとも夏樹はそういう趣味は無いので、何の感慨も浮かばない。どちらかというと、以前自分が着せられて閉口した思いなら浮かぶのだが。
「あの・・・すみません。」
仕事中悪いかと思ったが、他にメイドさんの姿が見えないので仕方なく声を掛ける夏樹。
「はい・・・何でしょうか?」
振り向いたメイドさんがにこやかに答えてくれる。落ち着いたイメージの大人の女性という感じだ。
「あのですね、僕が着てきた服で、洗濯してもらっているのがあると思うんですが、それってもう終わってますか?」
「・・・・・・」
何故かにこやか笑みのまま返事せずじっと夏樹を見ているメイドさん。
「あの・・・どうかしま・・・」
「ナツキ様可愛い!!」
むぎゅ!!
「ぐぇーー!」
夏樹は突然メイドさんに抱きしめられてしまった。それも彼女の胸に顔を押し付けられて。
傍から見ると男として嬉しい(?)光景に見えるが、当の夏樹にしてみればたまったものではなかった。そのせいで息が出来ないのだ。
だがメイドさんの方は気付かず抱きしめ続ける。夏樹は逃れようとじたばた暴れるが果たせず、やがて限界が訪れてしまう。
がく・・・
メイドさんの胸の中で夏樹はついに力尽きて失神してしまったのだった。そのままずるずると崩れ落ちてしまう。
「あら・・・?」
その時になって初めてメイドさんは、自分が何をしたか認識したらしい。夏樹にすれば手遅れだったが。
暫くして、何とか息を吹き返した夏樹は、そのままメイドさん達の控え室へ連れて行かれた(ダメージが酷く抵抗出来なかった)。
「いらっしゃいませナツキ様。その制服お似合いですよ。」
「まるでナツキ様の為にあるような制服ですわね。」
たちまちメイドさん達は取り囲んで、夏樹の制服姿を愛で始める。皆うっとりとした表情を浮かべ、至福のようだった。
ちなみにメイドさん達が”名前+様”で呼んでいるのは、夏樹が頻繁に屋敷を訪問させられているうちに、彼女達と親しくなったからだ。
「ははは・・・ありがとうございます。でも出来れば僕の服を返して頂ければ嬉しいんですが。」
何だか動物園の動物になった気分がする夏樹だったが、何とか気力を奮い起こして懇願したのだが。
「「「それはもったいないです。その格好でずっといらっしゃって下さいナツキ様。」」」
いとも簡単に却下され、夏樹はメイドさん達と暫し過ごす事となったのだった。その間入れ代わり立ち代わり撫でられ、抱きつかれた。
やがてお嬢様をはじめ他のメンバーが夏樹の失踪(笑)に気付き、探しに来るまでメイドさん達のおもちゃとなっていた。
しかしメイドさん達から解放されても、夏樹の扱いは変わらず、いや嫉妬もあってか、より過激なものになった。
ちなみに『お姉様』の呼び名については、全員が『名前+お姉様』と夏樹に呼んでもらう事で決着していた(本人の知らぬ所で)。
結局夏樹は帰宅を許されるまで、皆を「お姉様」と呼び、妹として振舞うという”女子高ごっこ”を演じる羽目になった。


その頃、夏樹にとって気になる少女、外見は少年に見える、宮島美沙は一人で自宅のパソコンの前にいた。
自分用のノートパソコンをインターネットに繋いで彼女が見ているのは、夏樹のファンクラブのホームページ。
ページのタイトルは『ナツキの福娘特集』。そう、夏樹が巫女姿で『新年の儀』を執り行っている場面が多数掲載されているページだ。
実は美沙は大晦日から正月三が日は、父親の実家に行っていたので、桜木神社の『新年の儀』には行けなかったのだ。
帰ってから友人からのメールでそれを知った美沙は、こうやってホームページで夏樹の姿を見ていたのだ。
「・・・それにしても似合いすぎよ夏樹君。」
数十秒硬直してから美沙はそう呟いた。普段の学生服姿やウェイトレスの制服姿など見て慣れているつもりの彼女も衝撃が大きかった。
特に、付け毛をして髪を長くしている夏樹の姿は美沙にはとても衝撃的だった。何しろ最初は夏樹本人とは思えなかったからだ。
「洋装だけでなく和装もこんなに似合うなんて・・・はあ、女性として自信を無くしそうよ夏樹君。」
美沙としては、気になる男の子(一応・・笑)が自分より女の子らしいのだから胸中複雑な気分にされてしまう。
「私が着たら・・・・って、や、止め!」
自分が同じように巫女服を着たところを想像して、まったく似合わない事に気付き美沙は落ち込む。
まあ似合わないという事は無いだろうが、夏樹のような”神秘的な巫女”と言うより、”凛々しい戦巫女”に美沙ならなりそうだ。
「はあ・・・夏樹君が本当は女の子だったらこんなに悩まなかったのに。」
女の子であれば、美沙は夏樹を単なる可愛い後輩として見られただろう。他の子達同様に猫可愛がりしてたかもしれない。
だが美沙は夏樹が男の子だと認識しているのだ、それも好意をもった相手として。それだけにジレンマに囚われてしまっているのだ。
仮に二人が付き合ったら(ここまで想像して真っ赤になった)、このままでは現在学校内で広まりつつある『百合疑惑』を実証してしまう。
「何が『百合疑惑』よ、夏樹君は本当は男の子なのに。」
美沙としては憤慨ものなのだが、この疑惑はかなり広く流布されているらしい。発端は文化祭頃にあったらしいのだが・・・
ちなみにこれを美沙が知ったのは、ある後輩(もちろん女の子)に告白された時だった。
美沙はもちろん断った。いくら何でも女の子と付き合う趣味は無い。彼女だって付き合うなら好きな男の子との方が良いに決まっている。
だが告白した後輩の女の子はそうは取らなかった。やっぱりと言った顔をして、涙を流しながらも微笑んでこう言ったのだ。
「やっぱり木村さんが好きなのですね。彼女なら先輩とお似合いです、私応援しますから。」
そう言ってお辞儀をし、駆け出して行く後輩を見ながら、美沙は最初何を言われたのか理解出来ず、その場に呆然として立っていた。
我に返った美沙はこの光景をにやにやしながら見ていた友人を締め上げて、ようやく先程言われた事の意味を知ったのだった。
「・・・結構有名よ貴方達、『御崎高校一の百合カップル』って事で。」
「ゆ、百合カップルって、何で私と夏樹君がそうなるのよ!?」
思わず激怒した美沙に首を絞められたその友人は失神する羽目になった。よって話の続きはもう一人の友人から聞く事になった。
「あんた達、文化祭の前や最中に二人きりでよく一緒にいたでしょ。あれをたくさんの生徒に見られていたのよ。」
何でそれが『百合疑惑』に繋がるのか美沙には理解出来ない。彼女としては後輩の子とただ話していただけのつもりだったのだから。
だが周りはそう取らなかったのだ。まあそれも美沙と夏樹の容姿や雰囲気が最大の原因だったのだが。
要は、凛々しい美沙と儚げな夏樹の容姿、先輩後輩というより恋人同士のような二人のやり取りが、多くの者の想像を掻き立てたらしい。
美沙が激しい脱力に襲われたのは言うまでも無い。せめての救いは”百合”と言うぐらいだから自分も”女の子”と見られた事だろうか?
だがそれも”凛々しい”、つまり男らしいというのが付くのでは心から喜ぶ気にはならない。夏樹にいたっては”儚げな女の子”扱いだ。
これでは告白どころの話では無い、と言っても美沙が自身の気持ちを図りかねている現状ではそれは無理な話だったが。
ふと美沙はカレンダーを見上げる。大きな一月分の隣に小さく二月分が書かれている。彼女の目はその二月のある日付に吸い寄せられる。
『二月十四日』
「・・・・・がんばってみようかな。」
自分の気持ちを確かめる為に、夏樹の自分に対する思いを知る為に。美沙はある決意を固める、そう、彼女の人生で初めての。

しかし美沙はまだ知らない、その決意が更に大きな誤解と混乱を生む事になるのだという事を。
作者より
 夏樹に巫女服を着せられましたので、『僕ウェ』もひと段落と言う事で掲載しましたインターミッション、いかがでしたか。
 まあ前半は完全に遊んでいますが、後半は次回のプロローグとなっています。つまり次のテーマはずばり『二月十四日』です。
 いったい夏樹は貰う側なのか、それとも渡す側なのか。美沙の思いは?そしてお嬢様は果たして今回は何を企むのか?(笑)
 楽しんで頂けると嬉しいです。

 ところで『僕ウェ』では、『二月十四日』編が終わると、夏樹は上級生(二年生)に進級し、後輩(一年生)が出来ます。
 実はその時登場する新キャラクターの一年生のプロフィールがまだ決まってません。
 そこで、読んで下さった方の中で、こういう一年生がいいと思われるものがありましたら、ぜひ教えて頂きたいと思います。
 それほど厳密なものでなくてもいいです。例えば今流行りのツンデレな娘が良いとか、某百合小説のストーカーっ娘が良いとか(笑)。
 詳しいプロフィールを考えてくれても構いません(反映出来るかどうかは自分の文章力次第になりますが)。
 お礼としては、名前を載せて称える事くらいしか出来ませんが、この「羅鳩雅樹」が存続している間は感謝を忘れません。
 メール及び掲示板、WEB拍手の一言欄(こちらは短めにお願いします)、どれでも構いません。
 期限は特別決めてません。『新入生編』は、『二月十四日』編の進展により作成がどのくらいから始めるか決まっていませんので。

 それでは気長にお待ちしておりますので、よろしくお願いします。またその他、感想やご意見も同様にお待ちしております。
2005.10.05 h.hiroyuki

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